アメリカでは、最近はミレニアル世代で離婚率が減ってきているそう (良いニュース) なのですが、その前の世代までは離婚率が高くカップルの半分近くが離婚してしまうとかで、子供の頃は両親の離婚を経験し、寂しい思いで育ってきた人も多いんですね。
そんなアメリカ人なのですが、大人になると自立心が旺盛、個人主義で、それぞれがリスペクトしあうという意識が高いせいか、特有の人間模様も垣間見たりして、少々驚いてしまうことがあります。
参照元1：ミレニアル世代では離婚率が減少？ 離婚大国アメリカは変わっていくのか
ミレニアル世代では離婚率が減少？ 離婚大国アメリカは変わっていくのか | ワールド | for WOMAN｜ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
参照元2：いまアメリカの「離婚率」は過去最低？ 要因となった価値観の変化とは
いまアメリカの「離婚率」は過去最低？ 要因となった価値観の変化とは（Pen Online） - Yahoo!ニュース
別れても友達？
さて、カップルの別れ方やその人にもよると思うんですが、アメリカ人って、元恋人や元結婚相手を“友人として”大切に思う気持ちが残っていたら、良い関係を築く人も少なくないんです。
物理的に遠く離れた関係でない限りは、心よく思っていた相手となら、別れた後も食事に出かけたりする人も・・・。恋人としての関係ではうまくいかなかったとしても、友達という部分では尊敬しあったり、認め合う関係ということでしょう。
個人的に見聞きした実例としては、あるアメリカ人の友人についてなのですが、一人企業を経営していた人なのですが、その心の広さに驚いたのが、ある慈善団体で働いていた自分の元交際相手が、満足な賃金がもらえていなかったということで、落ち着くまで自分のアシスタントとして雇っていたというときも・・・。
また、他には、自分の妹と交際していた男性と仲の良い友達になって、その妹が彼と別れた後でも、変わらずに仲良くしているという人も（その時、妹にはすでに新しい結婚間近の交際相手がいたようですが・・・。）。
日本ではあまり聞かない状況ですよね・・・。
離婚しても協力しあうアメリカ人
また、ご存知な方は多いと思いますが、離婚後でも元配偶者と良い関係を築ける人が多く、知り合いであったアメリカ人カップルの離婚後の協力体制も万全で、特に子育てに関してはかなり合理的。
例えば、二人の間にもうけた子供のため、離婚後もお互いからそう遠くないところに住み、“今週は男親のほうが子供と一緒に生活し、週末は女親のほうで生活する。”というように、シフト式で子育てを分担しているようで、かなり頑張っているようでした。
そんな生活は楽ではないでしょうが、良く計画し、実行しているところが凄いなと（私だったらできないな～）思っていたわけですが、二人が仲が悪いと、なかなか、こうは行かないですよね。
お互いのパートナーとも？
また、私自身も経験はあるのですが、アメリカ人って、別れた後も友人として付き合える合理性と心の広さを兼ね備えている人が多いんですよね。（なかなか難しい心理的バランス・・・。）
恋人同士として付き合った末に別れ、またそれぞれに新しい恋人ができたとしても、わだかまりなく、2人対2人のカップル同士（または交際相手）で楽しく会える人達も珍しくありません。
日本人だと、別れた相手だけならまだしも、その新しい相手とも会うとなると、心穏やかでない、不安な（insecure）気持ちになる人が多いのではないかなと想像しますね。
アメリカ人は（それぞれの人によるとも、別れ方にもよると思いますが）、相手と一時期うまく行かなかったことがあっても、その後、お互いが幸せになりさえすれば、消化できているというか、さっぱり忘れた風で、また再会して一緒に時を過ごせる人も少なくないです。
ところ変われば人変わる
こういう事は、ちょっとアメリカで生活して、日本との違いに驚いたことでもあったのですが、人同士の社交がオープンで活発な面があるせいか、自分も時間がたつと同じような気質になってしまっていたものです。
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私も含めて、日本で育った人にとっては、当初、ちょっと慣れない感覚かもしれませんが、うまくいっているカップルほど、気持ち的にも安定しているせいか、元カノ、元カレ（または元配偶者）については気にしない、わだかまりがない・・・。そんな感じなんですよね。
ホント、ところ変われば、人もかなり変わりますよね。
では、ちょっとはじめは理解しがたいアメリカ人の考え方の側面について、今日はお話してみましたが、あまり細かいことにこだわらない、こんなアメリカ人の考え方って、ちょっと参考になることもあるかな、と思い筆をとってみました。
では、そんなアメリカ生活を将来は楽しんでくださいね。
