アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

英語って独学で話せるようになる? 具体的な方法や気をつけたい点は?

英会話独学で一歩一歩登る象 イメージ

 

 

2022.03.16更新


皆さん、こんにちは。Momokaです。本日は英会話の独学についてです。以前にも、私が英会話を独学で学んできたことはお話しましたが、具体的なその方法については、ご紹介がまだでした。

 

私の苦渋の独学時代

 

NHKのこれは強い味方だった?

 

独学で英語を学ぶ女性 イメージ

 

早速ですが、当時は独学の教材として使えるものって、そう多くはなかったんですよね。今は、アプリとか、かなり良いものがあって羨ましいくらい・・・。

 

そんな環境の中で、私が何を使っていたかと言うと・・・実はNHKの英会話(ラジオ)。中学校の3年生頃から高校生くらいまで、コツコツと頑張っていたんです。

 

高校生の頃は英語が好きだったこともあり、授業で習った内容はよく復習もしていましたが、その頃の英語の授業というものは、リスニングとスピーキングに重点をおいたものでなく、英文解釈の後に英語のナレーションを聞いたり、復唱する程度。

 

よって、当時の私はスピーキングの練習が足りない日本人の典型例

 

高校時代には、交換留学生で来ているアメリカ人の女の子が学年に1人いましたが、校内で話しかけても、まるっきり会話にならなかったのを思い出しますし、一度彼女が授業でスピーチをしてくれたときもちっとも聞き取れず、がっかりしたのを覚えています。

 

その後は、短大の英文科に進んだものの、講義は英文学などのカリキュラムが中心。外国人講師もいる学校で、一部の講義は英語で行われていましたが、スピーキングの機会には、あまり恵まれませんでした。

 

ここでNHKの番組での独学に話を戻すと、英文科に通っていた短大時代は、宿題などで忙しくNHKの英会話は一旦お休み。なので、NHKの番組を使っての独学については、中学校の1年間と高校の3年間でトータルで4年間行ったことになります。

 

その後、卒業後に英会話のグループレッスンに通いましたが、中~高校時代のNHKの英会話が少しは身になっていたのか、他の生徒から『どうして英語がそんなに話せるんですか?』と思いがけなく褒めてもらえるなど、嬉しいこともありました。

 

自分では、ネィティブの英会話講師と話す際、度々発音を理解して貰えなかったりで恥ずかしい気持ちで一杯でしたが、それ以前のNHKの英会話の効果は、ちゃんと出ていたんですね。

 

長い独学は実を結んだ?

 

ネィティブの講師 イメージ

 

その英会話のグループレッスンには約4~5年ほどは通ったと思いますが、その後無事、地元で英語力を生かせる職にも就くことができました。

 

それからは趣味と実益を兼ね、本格的にアメリカ人のネイティブの講師について個人レッスンを開始。渡米前には、ある程度英会話には困らないようになっていました。その個人レッスンも、3~4年間は継続しました。

 

こう振り返ってみると、私の英会話にかけた時間は結構長いですね。

 

日本では当初、趣味程度に勉强していた時期もあり、私の英語習得への道のりは長いものになってしまいましたが、その分、仕事にも役立てることができましたので、そこにかけた時間や費用については元は取れたと思います。

 

英会話の独学は一体何から始めたら?

 

さて、私の経験談はこれくらいにして本題となりますが、今までも実際に知り合いや友人など、英語を上手に喋れるようになりたいと思っている方に会ってきましたが、独学をしたいと思っても、『どこから手をつけてよいのかが分からない』と言う方が多いんですね。

 

なので、私の長い独学経験とアメリカでの生活の末に分かったコツ等お話しできたらな、と思います。

 

まず、あまりにシンプルすぎるアドバイスにはなってしまいますが、英語の学習って、ご自身がどこから躓いたのかを考えて、そこに戻ってやり直しをするのが一番確実なのではと思います。

 

例えば、高校の英語から苦手になった方は、高校英語の文型用のテキストや英語フレーズ集等を使って学び直しを始められるなど、ですね。イラストや解説がたくさんついた分かりやすいテキストが良いと思います。

 

下記のようなものですね。

 

英文読解版もあります。

 

英語が苦手な人はどこで躓いている?

 

ですが、私の見識からお話しますと、英会話や英語に苦手意識があるという方は、大体において、英文法の基礎を教える中学英語から躓いたという方が大半のようで、その辺りから学び直しをするのが一番良いのではと思われます。というのは、日常で使う英会話というのは中学英語の文法の水準で、できるものがほとんどだからです。

 

はじめに基礎となる骨組みとしての文法をしっかり定着させ、そこに色んな単語や飾りとなる表現を乗せていくイメージ・・・。土台の骨となるものがしっかりしていないと健康的な筋肉はついていかない、即ち、ちゃんとした文章は作れません。

 

まずは、“中学英語の文法を、中学レベルの単語で言えるようになる”ということに集中することで、その後の英会話の学習に多いに差がでるものと思います。

 

大人の学び直しは意外に簡単

 

英語のリカレント教育

 

とは言え、残念ながら英語に苦手意識がある方は、なかなかそこに戻って勉强するということが億劫になってしまい、ちゃんとした英語学習の機会を逃し、伸び悩んでしまう方が多いんですよね。

 

ですが、英語に限らず、成人してから仕事を覚えたり、何か好きなことを一生懸命学習したりした経験の後では、意外に昔の教科書などを見てみると、簡単に理解できたという経験はありませんか?

 

例えば、ご家庭で子供さんの宿題を手伝ったりすると、苦手だった科目でさえ、どうにか自分で教えているという方は、少なくないはずです。

 

ましてや、今では、本当に分かりやすく作られた英語のテキストや教材が山のようにありますので、そう難しく考える必要はないはずです。

 

独学にはどのような教材がおすすめ?

 

中学英語のテキストでわかりやすいものを使う

 

例えば、英語の文法を学び直すなら、イラストや色分けが豊富で視覚的にも楽しい下記のようなテキストを使われると、学習が効率的に進むのではと思います。

 

まずは、このようなテキストを繰り返し学習し(最低でも2回以上)、英文法と単語を一緒に覚えていくことが大事です。

 

ちなみに、このテキストの良いところは、英作文のセクションもあるということ。英作文をすることによって、後に英会話力に結びつくアウトプット力も同時に身につきますので、学習ノートとしても使い勝手が良いと思います。

 

中1~中3用と段階的にできるシリーズになっているので、テキストをレベルアップする度にモチベーションが上がります

 

中1の英語はこちら↓

 

中2分はこちら↓

 

中3分はこちら↓

 

中1~中3のどこから学び直しがよいか不明な方は、1冊にまとまったこちら(新しい改定版を予約受付中のようです)↓

 

中学英語・文法をベースにした大人の英会話のテキストも!

 

または、大人の学び直しのテキストとして、もっと英会話にフォーカスした下記のようなテキストから始めるのも、すごくおすすめです。中学英語の文法を復習しながら、その水準で英会話もいち早く学べる本で、英会話の勉強を早く始めた方がモチベーションが上がる方に向いています。

 

大人の学び直しには、こちらのテキストはかなり良いと思います。↓

 

文章の音読も大事

 

また、上記でご紹介したそれぞれのテキストでは、音声ダウンロードやCDも付属で付いていますので、文章のリスニングをした後、自分でナレーションにあわせて何度も音読をすると、本格的な英会話学習の前準備ができます。

 

単語力も付ける

 

英語の単語力を付ける

 

次に、語彙力は英語力アップには欠かせない大きな要素です。実際のコミュニケーションでは、適切な単語で言うだけでも会話が成り立ってしまうという事も、往々にしてあります。それくらい、語彙力は重要です。

 

ですが、単語も膨大な数を暗記しなければならず、負担に感じてしまう方も多いですよね。

 

では、どうしたら上手く覚えられるでしょうか。

 

私もよく、単語だけを羅列した単語の暗記帳なるものを学生時代は使っていたものですが、単語は一つ一つ単体で覚えていくよりも、文脈で覚えていくほうが断然、記憶に残りやすく、身につきやすいと思います。

 

どのようなシチュエーションで単語が使われるかが分からないと、実践でも使いにくいですよね。『これって、本当に実生活で使うの?』という気持ちがあれば、腑に落ちないというのもありますし。また、例文の中で単語を覚えていくことによって、表現などの応用力も拡がります

 

単語を覚えるためのテキストは、例文もちゃんと掲載されていて、ちょっとした文法も説明されている下記のようなテキストで学習をされるとよいと思います。

 

英検3~5級の対策にも使える本なので、モチベーションアップにも役立ちます。

 

 

また、こちらのテキストも、基礎から応用まで習熟度別に単語がまとめてありますし、語源や豆知識的な一言なども付け加えてあり、記憶に残りやすく、評判も◎です。

 

 

こちら(下記)も、学び直しをされたい社会人の方に人気の本です。レベル1~5に分かれているのでどこからでも始めやすく、イラストも可愛く分かりやすいと評判です。

 

文法を解説している“中学英語文型の総整理”のシリーズ(下記)もあり、独学は、こういったシリーズものを連続してうまく活用すると、学習の進捗を肌で感じることができ、道しるべにもなるので良いですね。

 

単語は書いて覚える?

 

次に、最近はメールやメッセンジャ-などでのやり取りが多く、手書きの手紙はなどは書かないことが多いですよね。なので、単語は書いて覚えたほうが良いのかという疑問も、持たれる方も多いと思います。

 

私の意見ですと、やはりこの基礎固めの重要な時期は単語を書いて覚えた方が安心だと思います。

実際に外国で生活するにしても、ハンドライティングを全く使わないということはないですよね。例えば、職場でメモを書いて渡したり、書類に手書きで書き込んだりすることもあるでしょう。

 

全ての基礎となるこの時期は、単語や例文は少々面倒でも、何回も何回もノートに書いて覚えたほうが良いと思います。

 

リスニングとスピーキング

 

今回、初めに英語の基礎となる文法と単語の学習のテキストをご紹介しましたので、『リスニングやスピーキングはどう学習したら良いの?』と思われるかもしれません。

 

ですが、そこは焦らずで大丈夫です。

 

この段階での英語学習は、まずは単語と例文を繰り返し聞き、その後自分で発音することが、後々のリスニングとスピーキングの基礎となり、別途、リスニングとスピーキングに特化したテキストや学習教材の使用は不要かと思います(但し、中学英語の文法を復習しながら英会話を同時に学ぶテキストは、上段でご紹介しましたので、そちらを使われるのも良いです。)

 

ご紹介したテキストには、CDなど音声も付いていますので、リスニングとスピーキング(ここでは発音)を同時に行いながら基礎力をつけていきます。

 

独学で理解できないところに当たったら?

 

ただ、このように分かりやすいテキストを選んで勉强したとしても、なかなか独学は心細いものです。また、内容によっては、何となく理解が難しい、しっくり来ないということも出てくると思います。

 

そんなときは、ココナラ(ココナラ - みんなの得意を売り買い スキルマーケット)などのサービスをスポット的に使って、英語が得意な方を探して、教えて貰うなども良いアイデアだと思います。レッスン料も1時間1,000円~3,000程度で指導してくれる方を探せそうです。分からない点がでてきたら、その都度、探しても大丈夫そうです。

 

今では、そういった個人的にサービスを提供している人達のプラットフォームもあるので、大変助かりますね。

 

最後に忘れてはいけないもの-文化面の学習

 

次に、できれば英語学習と併用で、または基礎の中学英語の次に学びたいのが、英語圏の文化です。余裕がある方は、好きなジャンルのドラマや映画をレジャーとして楽しみながら、文化に触れておくと良いと思います。

 

なぜなら、英語を学ぶ際には、その背景となる慣習や習慣、考え方を理解できると、学習スピードが上がったり、根本的な英語の理解に役立ったりするためです。英語圏に留学した人達で、実際に現地の人との交流が多い人達の習得が早いのは、このせいでもあると思います。

 

逆に、背景を知らずに英語を学ぶと、頭に入りにくく、身につきにくい単語等も出てくるのは仕方がないことでもあります。

 

また、英語の授業ではあまり学ばない口語というのも実は多くて、生の英語に少しでも慣れておくと、実生活でも多いに役立ちます。

 

以前にご紹介した英語系ユーチューバーや、英語字幕が用意された動画配信サービスは、この部分の助けになります。こういったレジャー目的で生の英語に触れておくと、知らない間にリスニングの訓練にもなります。是非、字幕を見ながらでも鑑賞を楽しまれると良いと思います。

 

また、私もお世話になったNHKの英会話のテレビ番組やラジオ番組は、この点でもかなり助けになります。

 

 

 

特に、テレビでの視聴はネィティブのリアクションも一緒に学べるので楽しいです。

 

冒頭でご紹介したテキストでの座学だけでなく、気分転換の意味でも、NHKのテレビ番組の視聴は手軽にできるので良いです。

 

英語の基礎学習が終わったら? 

 

英語のTOEICの勉强

 

次は、中学英語の学習が終わって自信がつき、英語力が定着したことが分かったら、実践での英会話を始める基礎は付いたと思って良いと思います。

 

冒頭で述べましたように、日常の英会話は大体において中学英語レベルで対応が可能です。後は、その時、その時の環境やジャンルで、追加の英単語や表現、文型などの学習が必要になるだけです。これは上級者になっても続けていきたい事で学習に終わりはありません。

 

次に忘れてはいけないのが、英会話の独学は可能であるとしても、実際には英会話は人とのコミュニケーションなので、最終的にはやはりネィティブと話す事ができるようになることが大事です(当たり前ですが・・・。)

 

自分だけで発音の練習をしたりするだけでなく、英会話のグループレッスンに通ったりしながら、人前で英語を話す練習を開始したほうが、成長は断然早いです。

 

英会話のレッスンは、グループレッスンの方が個人レッスンより安価であるのと、グループで練習することによって、お互いに練習相手になる事ができるので良いです。また、この段階では、英語圏の方に慣れていない方が多いですので、一人でネィティブの講師から学ぶよりも、他の生徒とレッスンを受ける方が気が楽で、楽しく学習ができると思います。

 

私も英会話を実践で始めた頃は、かなり緊張してしまったものです。

 

また、併せて英検やTOEIC用の問題集や参考書を利用するなどして、実際の自分のレベルを確認しながら、忘れていたところや苦手なところを強化し、試験を受けてみるとモチベーションが保てます。

 

例えば、次のようなTOEIC用の本で勉强して受験され、実際の実力を知ると励みになりますね。

何より、中学英語の学習でTOEICの600点までは攻略できたと実感できると、格別な気持ちですよね。

 

伸び悩みの時期が長いときは

 

ネィティブからの個人レッスン

 

また、それ以降の英語の独学については、目的や目標の英語レベル、到達したい期限などによって柔軟に考え、会話部分だけはネイティブの講師から個人レッスンを受けたりするのも大事だと思います。

 

更に、英語力が思うように伸びない、長めのスランプに陥ったりした場合は、思い切ってプロのコーチンを受け、勉强方法の指導を受けたり、ウィークポイントを指摘して貰うなどした方が、より効果的に、より迅速にレベルアップができると思います。

 

私の場合も、もし、もっと全体像が見えるコーチに指導して貰う機会があったら、早めに英検1級も取れたのではと思うことがあります。

 

コーチングの先生については、ネィティブの先生よりも、どちらかというと同じように英語学習が大変だった時期を乗り越えてきたバイリンガルのコーチがオススメです。

 

人生において時間は有限。目的や期限に合った学習方法を選ぶのは重要です。コーチングができる先生は、その点をよくアドバイスしてくれます。

 

英会話の独学についてーまとめ

 

時間には限りがある

 

さて、本日は私の経験やアメリカ生活で得た見識から、独学についてお話しました。

 

英会話の独学法については、色んな方が紹介をしています。以前に私が大好きなユーチューバーで、独学で自然な英会話が身についたというベルちゃんについてもご紹介していますので、そちらも是非参考にしていただくと嬉しいです。色んな方を参考にして合った方法を盗むと良いと思います。

 

では、これからも英語の勉强を楽しんでくださいね。