アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカの治安ー具体的な注意の仕方は?

アメリカ 治安が気になる街

 

夜道を女性が一人で歩いたりしても、それほど怖い思いをすることもない安全な日本。渡米後、平和ボケしてしまっている日本人が何より気をつけたほうが良いのが、ご存知の通り現地の「治安」です。

 

私は、サンフランシスコとロサンゼルスの比較的安全な地域に住んでいたのもあって、そういった面であまり危険な目には遭ったことはないのですが、それでも毎日身の危険に対しては気をつけるよう現地の友人から警告されていました。

 

通学での防犯

まず、私はサンフランシスコ現地では、毎日公共交通機関のMUNI(ミューニ)という路面電車を使っていましたので、乗車する際は、派手なアクセサリーを付けないようにと現地の友人より忠告を受けました。

 

お金を持っていると思われて、襲われるリスクが増えてしまうからということでした。 

なので私は、毎日の通学の際、一切派手な格好をすることはありませんでした。まあ、いづれにせよ、サンフランシスコは元来飾らない街で、カジュアルな服装がピッタリなところですが。 

また、大学の日本人の友人は車で登下校をしていたのですが、大学のセキュリティにお願いして、パーキングまで付添いをしてもらっていました。パーキングが大学からちょっと離れた暗い場所にあって、「女性は大学のセキュリティ係に付添いを頼めることになっている」ということでした。

 

そのパーキングでは、何か事件があったということ。

 

女性は特に、そういった暗い場所に一人で行くときなど、セキュリティ係に頼んだり、身の安全を第一に考えて過ごすと良いですね。 

 

地図を買っておき危険なエリアに印づけ

 

ロスアンゼルスの人気のない通り 
また、現地に着いたら早速、現地の地図を買うこと。

危険なエリアを現地の人に聞くなどし、印を付けておき、その場所には近づかないよう細心の注意を払うことをオススメします。

 

私も現地に着いたばかりのときは、『危険なエリア』と聞くと、ちょっとだけなら友人と見に行ってもいいだろう位の“平和ボケ”をしていたのですが、現地の人からは絶対に行かないようにと厳重注意されました。

 

また、そういった所に行くつもりが無くても、公共交通機関に乗っていて、誤って危険な停車駅で降りてしまわないようにも注意が必要です。

 

現金はあまり持ち歩かない

また、先日の記事でもお伝えしたのですが、安全対策として、現地を歩く時は人気の少ないところを歩かないこと、周囲には充分気をつけること、また、多くの現金は持ち歩かないことが大切です。

 

Mug money(マグマネー) 

 

強奪される女性 イメージ

現地で聞いたのがこの話。

 

現地で長く生活している間には、いつも気をつけてはいても、ちょっと怪しいエリアを通りすぎないといけない時がもしかしたらあるかもしれません。

そんな時のために少額の現金をふところに用意しておく。万が一金品が目的で襲われた場合、彼らにそのままその少ない現金を渡せば、それが目的なので去っていくと。

 

そのような身を守るために少額のお金を持っておくことを、“mug money-強奪されたときに敢えて放棄するお金”というそうです。

アメリカ人はそういうふうに教えられて、育っているということでしたね。

 

現地の友人に起こった事件 

また、私は一度もそういう怖い思いはしないで済んだのですが、現地の女性の友人(ロサンゼルス)は1度だけ現金強奪にあってしまったそう。

道を歩いていると、銃をもった男から頭に銃を突きつけられ、「現金を渡せ」と言われたと。ですが、幸運にも、少額の現金さえ渡せばすぐ去っていったそうです。

 

現地での強奪された瞬間を聞いてしまった-OKエリアも気をつける

また、サンフランシスコに住んでいたときのこと。大学も休みの日で、家で寛いでいたその日にこんな事がありました。

 

バルコニー向こうの道から、女性の「キャー、キャー!」という声が。それに対してふざけたような笑い声の男性2人。聞きようによっては、3人でふざけあっているように・・・。

私もその女性を助けようにも、それで初動が遅れてしまったのですが、後でパトカーが来ていて強奪事件だと分かった、そんなこともありました。あのふざけたような笑いは、周囲に気づかれないようにする演技の一つだったんですね。怖い出来事でした。

 

私の住んでいたところは、それほどリッチな所でもありませんでしたが、リッチなエリアに隣接した安全な水準のところでしたので、正直大変驚きました。

 

 あわせてよみたい↓

surviving-usa.com

 

慣れてきた時こそ更に気をつける 

このようにアメリカでは、比較的安全と思われているエリアでも、こういうことは起こりえます。また、初めはひどく緊張して生活していたのが、慣れて来て気を抜いたところで危ない目に会うということも充分ありえますので、常に気を引き締めて生活することが大切です。